しらふ倶楽部

昭和の漫画(劇画)を遠望する

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

談 100号記念選集

『談 100号記念選集』は、『談』という雑誌が2014年に通巻100号を記念して発行されたアンソロジーである。500ページ超の厚い本。 http://dan21.livedoor.biz/archives/52014417.html いくつか拾い読みして目についたページは、 「ガストロノマドロジー事始め…

『少年手帖』発刊40周年

鈴木翁二著『少年手帖』(望遠鏡社版)は、1982年6月30日の発行である。 本の奥付にある雨影知逢という人物が、本ブログの管理人ことわたくしのことであるが、ちょっと出過ぎの感があり恥入るばかりであるので、もし再刊の折りには該当かしょは目立たなくす…

つげ義春の『長八の宿』

つげ義春の『長八の宿』は、ある青年が、西伊豆にある「長八の宿」と呼ばれる旅館に宿泊したときの話になっている。 旅館の女中さんたちや下男のジッさんたちと、青年とのユーモラスなやりとりが、ほほえましく楽しい。 女中頭のお金さんは、建物のしっくい…

つげ義春と私の「童謡詩集」

私の20代のころの作文は、ボキャブラリ不足のため注釈なしでは読めない難文が多いが、『童謡詩集』は例外である。 中学生時代は手塚治虫風の漫画を書いていたが、高校1年の秋につげ義春の漫画にふれて、手塚風のタッチから脱却をこころみるようになったのだ…

空想科学漫画『忘れられた小道』(銀音夢書房)

印刷ショップへ送ったデータを取り違えてしまって、表紙と背に作者の名がのらないなどのミスが出たため、背表紙の一部から裏表紙の一部にかけてシールを貼ることになった。発行元(銀音夢書房)の名義はシールの背と裏の2か所に載る。 以下は、後書き風の「…

「しらふ倶楽部」について

新しいブログを始めることにした。タイトルは、なかなか良いのが思いつかず、「しらふ」+ラフ の語呂合わせが浮かび、 しらふLOVE(ラブ) しらふ狂詩曲(ラプソディ)などが思い浮かんだが、けっきょく しらふ倶楽部(クラブ)ということになった。